毎日忙しいワーキングママは、PTA入会について「なんとか断る方法はない?」と思うことも多いようです。「面倒な仕事や複雑な人間関係に巻き込まれそう」と気が重くなってしまうのかもしれませんね。そこで今回は、角を立てない上手な断り方について解説します!

そもそも、PTAに入会した場合のデメリットは?

“任意入会”と謳っているにも関わらず、暗黙の了解で全員参加が当たり前のようになっていることもあるPTA。「ただでさえ仕事に家事に忙しくて自由な時間もないのに、さらにPTAなんてあり得ない!」と反射的に拒絶反応を示してしまうワーキングママも多いようですね。

会合もあれば、それに関連する情報伝達や資料作りも加わり、確かにプライベートな時間に食い込んでくることがほとんどでしょう。やるからには無責任な行動はとれないし、張り切りすぎればヒンシュクを買いそうな気もしてしまいます。やはり、PTAに関わりたくない人の理由としては、「今以上に忙しくなることを避けたい」というのが主な理由のようです。

実は、こんなメリットもあるのです

しかし、実際は、ネガティブ面ばかりとは言えないようです。私の知人ママによれば、

  • 学校に出向くようになり、担任の先生とも顔を合わせたり言葉をかわしたりする機会が増えた。その結果、うちの子のことを先生が気にかけてくれるようになった。
  • ママ友以外に子どものことを相談し合える人脈ができた。
  • イベントの企画など、子どもの笑顔に直結する仕事もあって楽しかった。

といったメリットも数々あるようです。子どもの通う学校に保護者として今まで以上に関わりを持つことで、親として自分自身も成長する機会になるのかもしれませんね。

それでもやっぱり断りたいときは

先述のようなデメリット・メリットを踏まえたうえで、「それでもやっぱり断りたい」と考えているなら、ただやみくもに拒否するのでは大人として、保護者として好ましくありませんよね。“入会拒否”をするのであれば、それなりの正当な理由が必要でしょう。

PTAを入会拒否する方法

PTAへの入会拒否は、学校を通して意思を伝えるのが一般的であるといわれています。学校にもよりますが、先生に口頭で伝えればOKというところもあるようです。
ただし、任意と言いつつ全員加入が暗黙の了解となっている学校の場合、口頭だけでは後々問題が起きかねません。その場合は、きちんと「未加入届」といった文書を作成し、委員長としっかり話をしておく方がベター。専用の用紙があるかどうか確認し、ない場合は自作してもよいでしょう。

PTA入会を断る理由として受理されやすいもの

●経済的に苦しい
PTA活動に参加することによって家計を深刻に圧迫するような状態になる、という場合も断りやすい理由といえるでしょう。夫婦共稼ぎでもギリギリの収入であり、仕事を休むことで経済的に苦しいとなれば、入会の強制はしづらくなります。

●未入園児がいる
基本的に、2歳以下の子どもを連れて会合などに参加するのは難しい場合が多いです。
「小さなこどもがいて、預ける場所がない」という理由を全面的にアピールしましょう。

●親の介護をする義務がある
介護は周囲の人が思う以上に大変なことです。日中はデイサービス等を利用しているとしても、介護者が自由になる時間は限られており、心身の疲労が伴っています。あなた自身の健康保持のためにも正当な理由といえるでしょう。

現代では夫婦共稼ぎの家庭は多いため、「仕事があるので断りたい」は「あら、私もそうですけどPTAに入会していますよ」となってしまい、なかなか通用しにくくなっているようです。それに比べると、育児や介護をはじめとする、家族の命や安全に関わるような「家庭を離れられない事情がある」という場合は、比較的断りやすい傾向にあるようですね。

上手な伝え方

●嘘はつかない
嘘の理由で拒むと、その場ではなんとか取り繕うことができても、バレたときに信頼を失ってしまうおそれもあるため、注意したほうがよいでしょう。

●伏線を張る
事前に先生や委員長などに、「こういう理由でどうしても入会するのは難しい」と伝えておくと、あらかじめ考慮してくれることもあるため、伝えておくにこしたことはありません。

●事情を具体的・簡潔に話す
未入園児がいる場合は、どのくらいの時間的家事負担、養育負担があるのか。あるいは、親の介護は具体的にどのような負担があるのか、といった理由を具体的かつ感情をあまり挟まず簡潔に伝えるとよいでしょう。

●代案と感謝の気持ちを添える
一方的な拒否は、たとえあなたに正当な理由があるとしても、やはり周囲は不快になるものです。そこで、PTA入会を断るかわりに、自分に可能な範囲で積極的に関わりたいという姿勢を見せましょう。こうすることで“全面拒否”の印象がなくなり、主張を受け入れてもらいやすくなります。また、PTA活動をしている人に対しての心からの感謝の気持ちもあわせて伝えるとよいでしょう。

あなたと、子どものためによく考えて行動を

学校関連の人との繋がりや業務分担は、日々忙しく働くママにとっては本当に大変なものですよね。何より大事なのは、まずあなたの心身の健康。これがなくては何も始まりません。したがって、PTAがあなたの大きな負担となってしまうのであれば、それは堂々と断ってもよいのです。
ただし、さまざまな物事はすべて人と人との関わり合いで成り立っていることを忘れないようにしましょう。誠意ある伝え方、日頃からの対人的な態度など、あなた自身の努力も必要であるといえます。あなたと、そして我が子のために、“No”を誠実に言えることが大切ですね。

(文・なかたり)


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