育児と家事の両立ができる在宅ワーク。でも、幼稚園の行事、学校の役員、習い事の送迎など忙しい中、仕事ができるのか不安な人も多いはず。今回は、在宅ワーク中の子どもとの向き合い方をご紹介します。

育児と仕事の両立可能でも限界がある在宅ワークの現実

在宅ワークは子どもを見ながら、洗濯機を回しながらでも仕事はできます。しかし、口でいうほど簡単ではありません。そもそも育児や家事の合間にしっかり仕上げられるような仕事は、めったにないからです。たとえ、小さな仕事でも作業に集中すれば、まわりが見えなくなることがあります。

要注意!こんなことが起こりうる!子ども×在宅ワーク

子どもの成長を見守ることができる。それは間違いありませんが、対策なしでのぞむと、こんな状況に陥ってしまうこともあります。

  • 子どもにパソコンを壊される
  • 発注者からの資料を汚され、返却できない
  • おもちゃで作業スペースがない
  • 書類が散らかり、守秘義務に反する
  • 降園後のお付き合いや役員活動など仕事時間に制約ができる
  • 仕事時間を作るため、睡眠時間が削られる

解決策は、親子でメリハリのある1日を過ごすこと!

在宅ワークをするときは「何時から何時まで」と時間をしっかり決めましょう。その後は、パッと気持ちを切り替えて子どもと遊ぶことも大切です。ママのリフレッシュにもなります。子どもとの時間をきちんととり、仕事時間を明確にする。そのうえで、捻出できる仕事時間で請けられる仕事に取り組むようにします。

仕事時間が少なくて、在宅ワーカーとしてキャリアを積んでいくのはムリなのでは、と思う方がいるかもしれません。ですが、結局ムリをして仕事時間としても、集中できない、子どもへの罪悪感ばかり残る、納品物の精度は悪いで遠回り。「心構え」でもお伝えしていた、小さなことからコツコツと、が在宅ワーカーとしての成功への早道ということも、思い出してみてください。

健康>在宅ワーク、子どもの心と体を守ることが第一!

在宅ワークでがんばるママのベストコンディションは、子どもが健康であること。家族が元気でいてくれるからこそ、仕事もがんばっていくことができます。

健康管理

在宅ワークを上手に続けていくうえで最も重要なのは、家事や仕事ではなく「子どもの健康管理」です。もちろん、ママが倒れたら家庭がまわらなくなるため「家族の健康管理」も大切です。ただ、小さな子どもは抵抗力が弱く病気にかかりやすいものです。そんなとき、在宅ワークなら子どものちょっとした変化も見逃さずに済みますし、早めに手を打てます。在宅ワークは、ポイントをおさえていけば、家族の健康とママの仕事にいいことづくしなのです。

病気にならないための工夫

健康維持は先回りする対応がポイントです。取り越し苦労になることがあるかもしれませんが、見逃して大変な状況になるより何倍もいいですね。
通院などの対応も含めて自分で予定をコントロールできていると、ママの気持ちにも、そして仕事にもゆとりが出てきます。

  • 普段と違った様子がないかこまめに確認する
  • ちょっと怪しいなと思ったら、すぐに病院に連れていく
  • 予防接種を受ける
  • 歯の定期健診を受ける

子どもに寄り添う気持ち

単純に子どもの体の健康を守ればよいかというと、そうではありません。体とつながっている心の健康にも目を向けてください。

  • お手伝いを任せよう
    4歳前後の子どもは好奇心旺盛、家事を教えるチャンスです。
  • 感謝の気持ちを伝える
    お手伝いができたら「がんばったね」「ありがとう、とても助かったよ」など感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。子どもは、人の役に立つことに喜びを感じ、達成感を得ることができます。
  • 働く姿を見せる
    5歳前後の子どもは、理解力が高まる時期です。子どもは、ママの働く姿や言葉から多くのことを学びます。かっこよく仕事をする姿だけでなく、困っている姿、大変な思いをしながら一生懸命仕事をするママを見て育つ子どもは、たくさんの学びとともに、ママにとって、頼もしい味方、理解者になってくれます。

いざというときのために、子育て支援や宅配サービスをチェック

在宅ワークの仕事は、突然依頼が来て数日後に納品というスケジュールで動いていくこともあります。また、発注者との交渉などで外出する場合もあります。そんなとき、子どもの面倒を見てもらえるサポートがあると安心です。

祖父母は最強サポーター

身内である祖父母は、最強のサポーター。緊急時は、子どもを預けて切り抜けるというのも選択肢のひとつです。ただし、祖父母の年齢や健康状態を考慮したうえで、応援してもらいましょう。そして、親しき仲にも礼儀あり。頼り過ぎは禁物です。

ママ友達やご近所と助け合う

親しいママ友達やご近所さんに、子どもを預けるという方法もあります。ですが、こちらも親しき仲にも礼儀あり。そして、「お互いさま」という気持ちを忘れずに行動したいものです。自分が相手をサポートできるときは気持ちよくお手伝いする、見てもらったらお礼をするなど、節度を持ったお付き合いを心掛けましょう。

子育て支援をフル活用
その時になって調べたのでは、時すでに遅し。いざというときのために、地域の子育て支援サービスを調べ、事前登録しておきましょう。ファミリーサポートや一時保育は、ママがリフレッシュしたいときなど理由を問わず利用できます。

  • ファミリーサポート
    子どもを預けたい人と預かりたい人をマッチングして、預かりたい人の自宅で保育する。
  • 一時保育
    保育園や幼稚園などで通常保育とは別枠で子どもを預かる。
  • 病児保育
    病気中の子どもを専用の保育室で預かる。
  • 病児後保育
    病気の回復期にある子どもを専用の保育室で預かる。

効率アップ!宅配サービスを賢く利用

生協やネットスーパーなどの宅配サービスは、とても便利です。最近では、献立を考えるのが面倒な人向けに、レシピと食材を配達するサービスがあります。

【宅配サービスを使うメリット】

  • 買い物時間の短縮
  • 重い荷物を運ぶ必要がない
  • 食材の無駄がない

買い物を子どもと過ごす時間とするのもいいですが、買い物はインターネット上などからスムーズに手配して、ここで生まれた時間を子どもと向き合うことに使うのもいいですね。

在宅ワーカーだからこそできる育児がある

子どものそばにいながら仕事ができるのが在宅ワークのメリット。ただその分、外で働くママの「子どもに手をかけられない悩み」と、専業主婦の「子どもとずっと過ごすがゆえのストレス」の両方を抱えやすい。それが在宅ワーカーです。子どもと常に向き合いながら自宅で仕事をするのに、いつも仕事ばかりしていたり、いつも子どものことばかり気にしていたりでは、ママにとっても子どもにとってもよくありません。自分の中でルールを決め、子どものちょっとした言葉や行動を拾いながら、しっかり子どもと向き合っていきましょう。

文・ 一宮しのぶ/株式会社キャリア・マム


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