もうすぐ春の全国交通安全運動週間です。改めて自転車マナーを確認してみませんか?子連れでの自転車の正しい乗り方について確認して、安全・安心な自転車移動ができるように、また罰金を支払わなければならない事態にならないようにしていきましょう!

自転車のマナーのおおもとは「道路交通法」

子供の頃から何気なく乗っている乗り物なのでつい忘れがちですが、自転車は「軽車両」に含まれているため、車が守らなければならないルールである「道路交通法」では車両の一種です。自転車も、車と同じように交通ルールを守って運転しなければなりません。守れなければ罰金を支払う必要があることもありますよ!

自転車の罰則は厳しくなっている

近年はサイクリング人気が高まっており、スポーツ自転車に乗る人が増えました。交通量の多い地域などでは、バイクなどに混じって車道を走る自転車を見かけることも多いです。お住まいの場所によっては、自転車専用のレーン表示が車道の端に書き加えられたのに気づいた方もいらっしゃるでしょう。

自転車利用者の増加とともに自転車を伴う事故も増加していることから、次第に自転車の罰則が厳しくなっています。平成27年(2015年)6月1日に施行された改正道路交通法、自転車による危険な違反行為をして3年以内に2回以上摘発された人は「悪質自転車運転者」として「自転車運転者講習」を受けなければならなくなりました。

私も?「自転車による危険な違反行為」とは

自転車による危険な違反行為の一部をご紹介しましょう。

  • 歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)
  • 路側帯通行時の歩行者の通行妨害
  • 歩道通行時の通行方法違反

生活していて気づくと思いますが、多くの自転車利用者が知ってか知らずか誤りがちなのが、上に挙げたような歩行者と通行妨害や歩道通行時の運転の仕方です。

運転者が6歳以上13歳未満の児童や、6歳未満の幼児、70歳以上の高齢者などである場合を除いて、自転車は歩道を走行してはいけません。自転車は軽車両、つまり車なので、原則として車道を通行しなければならないのですね。

また、車道の左端に路側帯がある場合には、平成25年12月1日施行の改正道路交通法により、左端の路側帯を走行しなければならず、対向車線(右端)の路側帯は走行してはいけません。路側帯を通行する際も、歩行者の通行を妨害するような速いスピードや危険な走行をしてはいけないので注意が必要です。また、二本の白線が引かれた「歩行者用路側帯」は自転車の走行ができませんので、この場合も注意しましょう。

他にも気をつけたい、自転車マナー

「自転車による危険な違反行為」以外にも、自転車を運転する人が気をつけなければならないポイントはまだあります。こちらも道路交通法に由来する自転車の守るべきルールです。罰金の発生するケースもあります。思い当たる点のある方も少なくないかも? 特にお子さんを自転車に乗せている方は要注意ですよ。

無灯火

幼児を乗せられるタイプの自転車に乗っている場合、自動点灯のライトのついた自転車に乗っている方がほとんどではないかと思いますが、一部には手動点灯の必要な物もありますね。夜間、自転車に乗っている時、無灯火のまま走っていることはありませんか?

実は、無灯火もルール違反です。日没時から翌日の日の出時までの「夜間」と、トンネル内の照明が50m先まではっきりと見えないくらい暗い場合には、自転車のライトをつけて走行しなければなりません。無灯火は「ついうっかり」という過失の場合も5万円以下の罰金の規定があります。ぜひ注意したいですね。

2人乗りは6歳未満まで!

道路交通法により、自転車は、原則として2人乗りをしてはいけないことになっています。しかし、例外があります。幼児を乗せて走行する場合です。適切に乗せている場合には違反となりません。

ポイントはこの「幼児」の年齢です。16歳以上が幼児を乗せて自転車を運転する場合、6歳未満の幼児であれば乗せてOK。しかし、満6歳以上は幼児と見なされなくなるため、2人乗り禁止のルールに違反することになります。満6歳といえば、多くのケースが幼稚園年長ですよね。

小学校の入学は満6歳となってから。つまり、小学校帰りにランドセルを背負ったお子さんを、自転車の後部座席に乗せているような場合は、明らかに違反しているとパッと見てわかる状態なのです。

かなり多くの方が違反になってしまうせいなのか、2万円以下の罰金の規定があるにもかかわらず、警察官の注意に留まる場合が多いようです。実際、身近で罰金を支払ったという話は聞きませんよね。しかし、ルール違反であることには変わりありません。他の交通手段が利用できるなら、そちらを利用するほうがよいでしょう。

3人の場合は?

幼児2人同乗用自転車の場合は、前後の座席にお子さんを乗せることができます。また、都道府県によって細かいルールは異なりますが、東京都の場合では6歳未満までのお子さんをおんぶ紐などで固定した状態で、後部座席にもう一人のお子さんを乗せて走行するのは違反となりません。

例えば、下のお子さんを前抱っこの抱っこひもに入れて、後ろの幼児座席に6歳未満のお子さんを乗せる場合はというと、これは違反となるわけですね。

自転車マナーを見直して安全に走行しよう!

毎年4月の初めから半ばまで「全国交通安全運動」が行われます。この機会に改めて自転車の運転の仕方や走行の仕方を確認して、家族全員、安全な自転車生活にしたいですね!

(文・竹原万葉)

 


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