本業と副業。副業で在宅ワークに取り組むメリットは、ままのわ読者のみなさんに以前お伝えしましたね。今回は、副業として在宅ワークに取り組んでいるのはどんな方なのか。また、本業と副業の関わりは?という点について、岩本さんに伺いました。

―いま、在宅で取り組んでいるお仕事について教えてください。

私は平日会社に勤めており、在宅ワークは平日の夜や週末の空いた時間に取り組んでいる、兼業在宅ワーカーです。「お仕事=本業以外の収入」という認識をさせていただき、今取り組んでいる2つの在宅ワークについて、お話させていただきます。

ひとつめは、キャリア・マムのような仲介業者やクラウドソーシングサイトにライターとして登録し、原稿を執筆することです。ライターとしてキャリアや実績のある方たちと同じ土俵で仕事を取ることになるので、自分の得意分野を個性としていかに尖らせるか、を意識しています。私は本業で通販化粧品の広告や記事の編集・執筆に約10年携わっています。特にアンチエイジングに関わるスキンケア、若見えヘアメイク術、ヘアケアを得意としている点をアピールしています。

ふたつめは、フリーマーケットアプリで本を売ることです。
ただ本を売るだけだと他の出品者と差別化できず、価格勝負になってしまうので、紹介文に力を入れています。気をつけていることは、「なぜ買うべきか」ということよりも「この本を読むべき理由」に熱量を持って語ることです。本のジャンルにもよるかもしれませんが、出品から売約まで平均すると約6日のペースを保てています。もし7日を超えた場合は、紹介文を書き直します。また、値下げ交渉をしてきた方には、さりげなく抱き合わせ購買を勧めるなどの工夫をしています。

以上の在宅ワークで、本業の収入10%を毎月の副収入の目標としています。
まだ在宅ワークを始めて数か月のため、改善点を定期的に見直して目標値を上げていきたいです。

本業と副業を両立するための工夫は、段取りと時間の管理です。
最初に納品までの作業スキームを細かく組み立てて、平日の夜などの空いた時間で進めています。
本業で残業が続く時期は週末にまとまった時間を使うことはありますが、在宅ワークを始めてから帰宅したあとダラダラしてしまうことが少なくなり、時間の使い方にメリハリが出るようになりました。

―どうして在宅ワークをしようと思ったのですか?

在宅ワークを始めたきっかけは、将来の収入不安によるものです。今は会社勤めをしていますが、専門スキルや資格を持っているわけではありません。そうなると本業の収入が右肩上がりに推移する見込みは厳しいと考え、副収入でトータル収益の向上を目指すことにしました。また、複数の場所で自分の好奇心を表現したいとも思い、在宅ワークを始めました。

アウトソーシングの仕事も在宅ワークとして取り組んでいますが、これは、お子さんが小さくて、在宅ワークをメインの収入にしている友人のワーママに教えてもらいました。ひと口にアウトソーシングといっても会社によってさまざまな特長があるので、仕事の傾向や依頼の量、スムーズなやり取りができるかなどを確認し、自分に向いている会社に絞りました。

―それまでの仕事といまの仕事を比べて、よかったこと、困ったことは?

以前は「本業以外で頭の疲れる仕事に追われたくない」という思いから、副業には単純な作業を選んでいました。具体的にはデータ入力やテープ起こし、モニターアンケートなどです。これらは思考する労力が少ない代わりに作業量が多く、時給単価で換算すると微々たるものになってしまいます。また、受託するハードルが低いため、他の在宅ワーカーさんと価格勝負・スピード勝負になりやすく、兼業在宅ワーカーの私には不利でした。結局いくつか仕事はこなしましたが、すぐにやめてしまいました。

今の仕事内容は単純な作業ではありませんし、情報を集めるなどの時間を取られることはありますが、自分の好きなテーマに絞っているので苦になりません。むしろ嬉々として取り組んでいて、報酬もいただけるのはありがたいと思っています。

―在宅ワークで目指していくところを教えてください。

今後は、ふたつの点を改善して在宅ワークの幅を広げていきたいです。

ひとつめは報酬の単価を上げること。そしてふたつめは受託量を増やすことです。
単価は知識量を増やしたり表現力を高めたりしながら、仕事量を積み上げて実績を作る方法が一番効果的と考え、コツコツ取り組んでいます。
また、受託する量を増やす目的で、競合の在宅ワーカーが少ない執筆テーマを持つことを目標にしています。例えば、男性が書くことが多い投資に関する記事を女性の目線でわかりやすく語ることなどです。

私は2年前から趣味で株式投資をしており、日経新聞と経済情報番組はこまめにチェックしてその日の相場のポイントをSNSで発信する、というインプットとアウトプットを続けています。同時に、実績として出せるような資産の拡大を目指しつつ、ファイナンシャルプランナーの資格を勉強中です。今はまだ投資家として無名ですが、説得力のあるスキルと成績を得て、私にしか表現できないコンテンツを展開していきたいと思っています。

―これから在宅ワークを始めたい方に向けて、ひと言

まだ在宅ワークの経験は浅いですが、得られるのはお金だけではないということを実感しています。予定の組み方や時間の使い方、新しいノウハウ、興味の広がりなど、本業はもちろん、日々の生活にも役立つものばかりです。もし迷っているのであれば、ぜひ一度挑戦してみてください。一緒に在宅ワークを楽しみましょう。

-編集後記―

「本業」と「副業」の関係。まるで関連性のないものを選ぶ人もいれば、近いところのものを選ぶ人もいるでしょう。岩本さんは、本業で培った自分の「強み」を活かせる仕事を副業に選んでがんばっています。「段取りと時間の管理」が大切、と語る姿がとても印象的でした。

文・ 株式会社キャリア・マム


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