介護は「自宅」でする場合と、「施設」でする場合と大きく2つに分かれます。ご家庭の事情にもよると思いますが、それぞれのサービスの種類とメリット・デメリットをお伝えします。

自宅で介護をする場合のサービスの種類

自宅で介護する「在宅介護」は、「自宅」で受ける介護サービス、介護施設に「通う」サービス、介護施設に「泊まる」サービス、生活環境を整えるサービスと大きく分けると4つあります。

生活環境を整えるサービスでは、「福祉用具の貸与」、「特定福祉用具の購入」や「住宅リフォーム」の補助があります。慌てて介護用品を購入したり、自宅のリフォームをせずに、上手に介護保険を活用して生活環境を整えることをお勧めします。

自宅で介護をする場合のメリット・デメリット

<メリット>
・費用が施設介護より比較的に安くすむ。在宅介護にかかる費用は平均5万円。(2016年家計経済研究所の調査より)
・介護される人の状態や家族の介護負担を考えながら、必要に応じた介護サービスを自由に選ぶことができる。
・住み慣れたか環境で自分のペースで生活を続けることができる。

<デメリット>
・家族にかかる身体的精神的負担が大きい。介護疲れ。
・突然の容態変化など緊急時に対応ができない。

施設で介護をする場合のサービスの種類

施設で介護する「施設介護」の種類は、「公的な施設」と「民間の施設」に分かれます。

公的な施設は「介護老人保健施設」、「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」、「介護療養型医療施設」があり、介護の状態によって入れる施設が異なります。

「公的な施設」の魅力は“初期費用がかからない”ことです。

最近では、「民間の施設」においても初期費用がかからないところが増えてきましたが、その分月額の費用が高くなります。要介護3以上の方が入れる「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」は、入居待ちの地域が多く問題になっています。入居を検討している場合は早めに申し込みすることをお勧めします。

施設で介護をする場合のメリット・デメリット

<メリット>
・医療従事者や介護の専門スタッフによるケアを受けることができる。
・家族が介護疲れになりにくい。
・遠距離介護も可能になる。

<デメリット>
・金銭的負担が大きい。(月額10万〜15万円前後、高額になると20万〜30万円前後)
・入居者や施設の職員など人間関係のトラブル。

「自宅」で介護する場合、「施設」で介護する場合、それぞれメリットとデメリットがありますが、介護する家族の身体的精神的負担を考えて検討することが大切です。

専門家 高橋 佳子 width= ■専門家プロフィール:高橋 佳子
ケアポット株式会社代表取締役社長。介護のリアルコミュニティ「だれでもKAIGO部」部長。自身の親の介護の経験を活かし「かいご」に楽しさをプラスする!をテーマに活動。


介護 について「ままのわ」で聞いてみよう。