家の中で蚊をよく見かけるようになったら…。蚊取り線香などを利用するのはもちろんですが、見落としがちなのが蚊の発生源のチェック。

実は、家の周囲のちょっとした場所でも、蚊は繁殖しやすいというから注意が必要です。蚊が発生しやすい場所をおさらいしましょう!

蚊は水のある場所に卵を産む!

まずは、知っているようで意外と知らない蚊の生態を知ることから。生態を知ることで、蚊が好みそうな場所も見えてきそう。

日本で一般的に見られる蚊はおもに2種類で、アカイエカとヒトスジシマカという名前。蚊は水のある場所に卵を産む習性があるため、水場を好む傾向があるといいます。とはいえ、種類によってきれいな水、汚い水など、ひと口に水場といっても好みは分かれるそうです。

アカイエカの特徴
・体長:5.5mm程度
・行動:夕方から夜に吸血
・繁殖しやすい水場:下水溝、雨水桝など家の近くの比較的汚い水場

ヒトスジシマカの特徴
・体長:4.5mm程度
・行動:昼から夕方に吸血
・繁殖しやすい水場:古タイヤ、樹のうろ、竹の切り株などに溜まった水場

家の周りの要注意スポットはわずかに残った水のたまる場所!

水場というと、池や田んぼなどをイメージする人も多いかもしれませんが、もっと身近な場所にも蚊が潜んでいる可能性大。たとえば、日本でもおなじみのヒトスジシマカは、空き缶などにわずかに残った水だけでも繁殖できるのだとか。

そのため、自宅周辺にも要注意スポットは意外と多くあるのです。自宅のベランダや庭を見て、以下に心当たりがあれば要注意です!

(1)バケツや水のたまった容器
(2)砂場用のバケツやシャベルなど子どものおもちゃ
(3)使っていないジョウロや植木鉢
(4)古タイヤ
(5)水はけの悪い雨どい
(6)空き缶や空きビン

これらは、頻繁に使っていれば問題ないのですが、蚊は卵を産んでから水中で1~2日あれば孵化します。雨が降って数日経ってもたまった水がそのままになっている場合など、家のすぐ近くで蚊が繁殖してしまっていることも考えられるのです。

水をなくすだけで対策に!

先ほどの(1)~(6)はほんの一例ではありますが、心当たりがある場合はすぐに対策したほうがよさそう。「対策」といっても難しいことではなく、「水をなくす」だけでも蚊の卵や幼虫(ボウフラ)、サナギ(オニボウフラ)が育つ環境が失われるので有効です。

水がたまってしまいそうなものは雨の当たらない場所に移動させたり、カバーをかけたりすればOK。使っていないバケツや植木鉢(受け皿)は早めに処分するなどして、蚊の発生を予防することができます。

蚊の発生を防ぐことでデング熱などの予防にも有効

ちなみに、比較的体温の高い子どもは蚊に狙われやすいという説もあります。不快な思いをするだけでなく、蚊はデング熱などの病気を媒介することもあるので、用心しておいて損はないですよ。

(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

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