6月29日、関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。これは、統計を取り始めた1951年以降初のことで、平年より22日も早い梅雨明けとなったのです。さらに連日続く猛暑…こんなに暑い日が続くと「水不足が心配」との声も。仮に水不足になってしまった場合、私たちの生活にどんな影響があるのでしょうか?

野菜の収穫量が減り、価格が高騰する

水不足が影響することで有名なのは、「野菜の価格高騰」です。水不足によりきちんと育つ野菜の数が減り、収穫数も減少。市場価値が高くなるので、価格も高騰してしまうというワケ。

価格が変動しにくいカット野菜を使ったり、ブロッコリースプラウトなどの天候に左右されない野菜を使ったりすれば、水不足による野菜の価格高騰の影響も受けにくくなりますよ。

農産物だけでなく畜産物にも影響が!

先述のように、水不足の影響を受けるのはおもに「野菜」のイメージがありますが、じつは豚肉や牛肉なおどの畜産物にも影響があるのだとか。

というのも、水不足はエサである穀物や農産物の生育に影響するため、十分な食事を与えられなくなるといいます。ただ、畜産物の場合は輸入に頼ることもできるので、私たちの生活にはそこまで大きな影響はないかもしれませんね。

水不足が深刻化すると衛生状態が悪化する可能性も…

水不足が起こると生活への悪影響がでるのは、家庭への給水が制限されるというのが理由のひとつです。給水制限には段階があり、水不足が深刻化していくにつれて給水量がどんどん減るので、以下のようなことが頻繁にはできなくなる可能性もあります。

(1)シャワーが使えなくなる
(2)洗濯ができなくなる
(3)トイレが流せなくなる
(4)食器が洗えなくなる

すると、衛生状態が悪化したまま生活しなければいけないため、不快な想いをするだけでなく感染症のリスクが高まってしまいます。ウェットティッシュや除菌シートを多めに蓄えておく、洗わずに使える紙皿などを常備するなどして可能な限り清潔でいられるような工夫をしましょう。

給食のメニュー変更や中止など学校への影響は多い

これだけ私たちの生活に影響を及ぼす水不足ですが、子どもが通う学校にも影響があります。

(1)プールの授業中止
(2)給食のメニュー変更・中止
(3)感染症への集団感染

「プールが中止になるくらい」と思うかもしれませんが、子どもにとっては、夏限定の楽しみな授業です。その楽しみがなくなってしまうというのは、やはりかわいそうですよね。

また、給食を作るための水が確保できなくなることで、メニューが変更になったり、中止になったりすることもあります。その場合、お弁当持参になることもありますが、家でも満足に調理できない状態のため、悪循環に陥ることも…。

さらに、先ほどの「衛生状態」の話にも通じますが、感染症がパンデミック的に大流行する可能性も低くなく、学校ではさまざまな悪影響があるようです。

消防活動に十分な水が確保できない!

意外と盲点になっている水不足の影響は、「火災・消防」のこと。火災が起きたら消防車が来てすぐに消してくれる。いつもなら安心して消防士のみなさんにお任せできますが、水不足の時にはそうもいきません。

消火栓から出る水が減って消火活動の時間が長引く、消火に必要な水を確保できないなどの影響があり、上手く機能できないこともあるのだとか。

日ごろから水を大切に!

こうしてさまざまな影響を及ぼす「水不足」。足りなくなってからではなく、日ごろから水を大切にすることが重要ですね。お風呂の残り湯で洗濯、水を止めて食器洗いなどすぐに始められることがたくさんありそうです。

(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

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