元号の改定は2019年の5月1日を予定しており、すでに新元号まで1年を切っています。新しい元号はいったいどんな名前になるのか。ワクワクする半面、生活に何らかの影響がでないものでしょうか。

公的な書類や免許証などの証明書は、西暦ではなく元号を記載しているものも多いため、不安も感じます。

影響が心配されるのは銀行や証券会社、官公庁

各社報道によると、政府は新しい元号の発表を4月1日に予定しているというから驚き!元号の変更まではたったの1カ月。いろいろな変更準備は、間に合うものなのでしょうか?

調べてみると、もっともその影響が心配されているのが、銀行や証券などのシステムへのもの。顧客の個人情報などは、生年月日を入力する際に、「昭和」「平成」など、和暦で入力しているケースが多く、新元号に対応する必要があるそう。

昭和から平成に改元した時の経験から、現在では和暦と西暦両方で管理するシステムを利用している企業も増えており、そこまで大きな影響にはならないことが予想されています。

しかし、システムを新元号に対応させる改修を行う必要が出た場合、一時ATM利用を止めなければならないケースも考えられるというから、注意が必要です。

新元号対応をうたった詐欺や個人情報搾取にも注意

もうひとつ懸念されているのが、新元号を利用した詐欺や、個人情報の搾取などの横行。

それは例えば、
「あなたの銀行口座を新元号に対応させるために手数料が必要です。●月●日までに振り込まなければ、現在の口座は破棄したものとみなされます」
「お手持ちのスマートフォンを新元号対応にアップデートするためには、このボタンをクリック!」
などといいうもの。

まさかそんな…と思われるかもしれませんが、実際2000年になった年にも、こうした詐欺が横行したというから、注意が必要です。自分だけでなく、親や家族にもあらかじめ周知しておくと良いでしょう。

平成と新元号の脳内変換やカレンダーにも混乱が

もっと身近な影響でいえば、平成と新元号が混在することによる混乱。

例えば、運転免許証は毎年更新ではく、4年に1度程度です。新元号前に免許証の更新が行われた場合、有効期限の表記が「平成33年まで」などとなり、頭の中で平成と新元号をいちいち変換しなければならず、これが一番面倒臭そう…。

また、カレンダーの製造は販売流通される1年ほど前から開始されていることから、1カ月前という新元号の発表では間に合わず。

祝日になるかもしれない4月30日(ご退位の日)や5月1日(即位の日)などは、カレンダーによって表記がばらつく可能性もあるから注意が必要です。

とはいえ昭和から平成のときに比べれば穏やか?

とはいえ、今回はかなり早く周知されていることから、昭和から平成への改元に比べて、大きな影響は起きないであろうと言われています。いったいどんな元号になるのか、発表が今から楽しみではありますが、それ以上に何も問題が起こらず、平穏に終わることを祈るばかりですね。

(文・団子坂ゆみ/考務店)

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