「老老介護」などの言葉を耳にする機会が増えたことから、自身の老後と親の介護に不安を抱く人も少なくないでしょう。いざという時にスムーズに行動できるよう、あらかじめ親や兄弟姉妹と親の介護について話し合いたいものですが、どんなタイミングで話し合えば良いものでしょうか?

ワーママは自分たちの生活だけでも精一杯

『ままのわ』でも、親の介護についてのトピックスが投稿されています。しかし、投稿を見てみると、「介護どころではない」というのが現状のよう。

それら意見を見てみると、仕事をして、家事をこなし、小さな子どもを育てているだけで精一杯というホンネが散見されます。

仕事、家事、育児…この3つでも毎日目まぐるしく過ぎていくのに、介護までは手が回らない。「介護離職」という言葉が頭をよぎるのも無理はないのかもしれません。

実際に介護が必要になるまでは他人事

さて、ここからが本題。親の介護について、夫婦やきょうだいで話し合うタイミングについて見ていきましょう。

『ままのわ』に寄せられたコメントによれば、

うちも都度話そう、お金がかかるので蓄えて準備しようと言いますが、誰も答えません。

 

といったように、実際に親の介護が必要になるまでは、話題にしても優先順位は低く、他人事のように捉える人が多いよう。

話しづらい話題だとわかっていても、介護が必要になってからでは遅いからと家族に持ちかけても、相手にされない…。案の定、介護が必要になって初めて、慌てる人は多い印象です。

親の入院などをきっかけに話し合いに本腰を入れるも…

先述のように、介護が必要になった時に備えて事前に話し合いをしても、相手にされないことは少なくありません。しかし、親の入院などをきっかけに、いざ介護が必要になると、今度は“話し合い”ではなく“押し付け合い”が始まるのだとか。

『ままのわ』ユーザーも、さまざまな押し付け合いを体験しているようです。

(1)子どもはおらず、妻が専業主婦のきょうだいは、遠いことを理由に、仕事・家事・育児をこなすワーママに押し付ける
(2)義妹たちに「長男の嫁なんだから」と押し付けられる
(3)デイサービスやヘルパーの利用を検討しても、金銭の援助も一切してくれない

ほんの一例ではありますが、こうして介護の負担をすべて背負うワーママたちの悲痛な声が漏れ聞こえます。

家族で話し合えないなら夫婦で!

ここまで、親の介護についての相談タイミングについて見てきましたが、『ままのわ』に寄せられたコメントを見ると、残念ながら上手くいっていない人がほとんど。

(1)事前に集まってもきちんとした話し合いができない
(2)介護が必要になったら押し付け合いが始まる
(3)そもそも全員で集まるのが難しく、話し合いができない

きょうだい(義きょうだい)同士での話し合いが難しいなら、せめて夫と2人で何か方針を決めておくとよさそうです。

ただ、明るい話題ではないため、なかなか話し合いに持っていくのも難しいもの。タイミングとしては、保険の見直しや子どもの病院に行った時、誰かのお見舞いに行った時、テレビで介護の話題を取り上げている時など、介護に近い問題がまわりにある時にすると話を振りやすくなりますよ。

親の介護に備えておくことは、間接的に自分たちの将来に備えておくこと。この問題から目をそらさず、きちんと向き合っていくことが大切なのかもしれませんね。

(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

介護 について「ままのわ」で聞いてみよう。