仕事と介護の両立支援コンサルタントの髙橋佳子です。今日から「介護」に関するコラムを書かせていただきます。
初回の今回は、自己紹介と、私の“介護の始まり”を書かせていただきます。

突然の母の介護!

私の母は69歳の時に、突然、脳梗塞で倒れそこから介護生活が始まりました。
その8年前(61歳)の時に脳梗塞をしており病院に毎月通っていたので、まさか再発するとも思わず、父は頭が痛いだけと思い近くの総合病院に母を連れて行きました。
幸い「脳外科」のある病院でしたので、その場で入院をすることができました。

しかし、ここからが大変でした。
父からの電話で病院に駆けつけた私は、看護師さんに母の容態を尋ねると、思ってもいない一言が返ってきたのです。

「お父様にもお話ししたのですが、介護保険証を持ってきてください!」

「介護保険証?」当時の私は、何のことかさっぱり分かりませんでした。
69歳の母が「介護」なの?という疑問や、「健康保険証」ではなく「介護保険証」って何?
私の頭の中は?マークでいっぱいになり、パニック状態でした。

それは父も同じで、「介護保険証なんてあったかな?」と困惑している様子でした。
その様子に私は、現役時代のしっかりした父の姿とは違う、“年をとった父”という印象を受け、このまま父に任せていいのか?と不安を覚えました。

そこで、父のサポートをすることを決め、介護保険のことなど一緒に進めていくことにしました。
介護保険については、今後のコラムにおいて説明しますが、介護は心の準備もできないまま突然はじまり、さらに“親まかせ”にできない現実にも向き合うことになります。

介護が必要になった主な原因とは!?

私のように親や家族が脳梗塞になり、突然介護が始まるケースがあります。
厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査」によると、介護や支援が必要になった主な原因として多いものは、1位が認知症、2位が脳血管疾患、3位が高齢による衰弱、となっております。
自分の親や家族が病気や怪我により、「ある日突然、介護が必要になる」可能性が考えられます。
その日の“準備”をあなたはできていますか?

もしもの時に備えることが大切!

突然始まる介護で慌てないために、もしもの時に備えて「介護保険の知識」や、「家族のこと」、「地域の相談窓口」などを知っておくこと大切です。

しかし、なかなか介護のことを知るキッカケがなかったり、どのような情報を事前に収集しておけば良いのか分からなかったりします。
また、介護が始まってからでも、“どのような施設がいいのか ”や、“介護とどのように向き合えばいいのか”など、介護をする家族は不安や悩みを抱えています。

これから介護をする家族の力に!

最近では、介護業界に参入する企業が増えていますが、“介護をする家族”をサポートするサービスはまだあまり充実していません。そこで、“介護をする家族”の負担が少しでも和らぐようなサービスを提供したいと思い、信頼できる仲間と共に2015年ケアポット株式会社を設立しました。

最初に手がけたのは、私自身が介護で一番役に立った“親のことを知っていたこと”を、これから介護する人に伝え、介護の心構えにつなげる『親ブック』というコミュニケーションツールの開発でした。

『親ブック』は親の日常生活、昔のこと、趣味・こだわりなどを書き綴るワークブックです。
エンディングノートのような親が資産を整理するものではなく、親と子がコミュニケーションを深めながら、いざという時に役立つ情報を書き綴っていきます。
親が子どものことを綴るのが「母子手帳」。その逆で、子どもが親のことを綴るのが「親ブック」です。
いざ、介護が必要になった時には、看護師や介護に関わる専門家とその情報を共有することで、よりよい介護につながるよう、医療、介護の専門家に監修していただきながら開発しました。
今後のコラムの中で、私の体験談と合わせ、どのような情報がどう役立つかを伝えていきます。

この『親ブック』を使ったワークショップの開催や、企業の「仕事と介護の両立支援」のコンサルティングやセミナー・研修を行っています。自身の介護の経験を活かし企業セミナーでは、“ここだけは覚えて!”が明確でわかりやすいと定評をいただいています。

その研修やセミナーでもお伝えしている“介護において知っておくと役に立つ情報”をこれからままのわさんで、発信していきたいと思います。

(文:髙橋 佳子)


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