「子育ては、希望であり、喜びである」。わかってはいるけれど、仕事や家族のことでフル稼働のママにとっては、時に疲労感やイライラのもととなってしまうこともありますよね。そこで今回は、時間もお金もあまりかけずに心と体をケアする方法をご紹介します。

「今日も私はよくやった!」寝る前に、自分を褒める

眠りに就く前のほんの数分間、スマホ画面を眺めるよりも、今日1日の自分を振り返る時間を持ちましょう。
ただし、「今日はこれがダメだった」「あれができなかった」という減点法ではなく、「怒るところをぐっとこらえて笑顔を出せた」「家の一か所だけでも念入りに掃除できた」と得点法で自分を評価するのがポイントです。できれば可愛いノートやシールを買って、「今日の自分のよくできたところ」を書き出し、“ご褒美シール”を貼ってあげるのも良い方法です。

ささやかな行為ではありますが、文字にして自分を褒めてあげることで、視覚から脳へ肯定的な感情が伝わっていきます。さらにゲーム性を持たせて、「シールが10枚たまったら、お気に入りのカフェで一番高いドリンクを注文する」とプチ贅沢の目標を掲げても楽しいですね。

自律神経を整える、呼吸と運動の効果にあやかる

子育てや仕事で慌ただしく過ごしていると、なかなか自分のための時間が取りにくいということも多いですよね。こうした余裕のなさはストレスを生み、自律神経の乱れを招くことがあります。
心と体は密接につながって影響し合っているため、心がイライラした状態にあるとそれが体に伝わり、頭痛や不眠などの症状を引き起こすこともあります。反対に、体が疲れていると、精神的にも無気力になってしまうこともあるでしょう。

そこで、この相互影響力をうまく利用して、まずは体から整えて心もクールダウンさせてみましょう。最もシンプルで簡単なのは、「深くゆったりとした呼吸」をすることです。深い呼吸を繰り返すことで体中に新鮮な酸素が行き届き、脳もリラックスしてきます。もしも呼吸がなかなか深くできなければ、肩を回したり、その場で少し足踏みなどをしたりするだけでも体がほぐれてくるので、深呼吸がしやすい状態になるでしょう。

育児や家事とは違った“体の動かし方”をしてあげることで、ストレスで凝り固まった心身も次第にほぐれるはずです。気付いたときにいつでもどこでもできる、即効性のあるリフレッシュ方法です。ぜひお試しを。

家事は「いつも完璧」でなくていいのです

責任感が強い全力ママは、家族の健康を考えて、毎日の献立にも頭を悩ませることも多いもの。
しかし、たまには手を抜いても大丈夫。レトルト食品や出来合いのお惣菜も上手に利用して、楽をしたっていいのです。この程度の手抜きで家族の健康に悪影響を及ぼすことなど、まずないのですから。

もちろん、掃除や洗濯も同様に、毎日の家事を完璧にクリアする必要はありません。
「家の中が散らかっていたって、元気に生きていける!」くらいの“テキトーさ”が大切です。自分の心身を壊してまで優先させなくてはならないことなどないと考えましょう。

ときには、大いにしゃべり、笑い、歌う!

ストレス解消法の代表格として挙げられるのが、気の置けない友人たちとのおしゃべりです。自分の家の中だけであれこれ悩んでいると、どうしても思考が袋小路に入ってしまいやすいもの。口に出して友達にグチをこぼしたり悩みを相談したりすれば、思いもよらないナイスアドバイスをもらえることもあり、「悩んでいるのは自分だけではなかったんだ」と気持ちが和らぐことも多いのです。

また、グチをこぼすときのちょっとしたコツとして、少し笑い話に変えてみるのもおすすめです。自分の悩みを自ら笑ってみることで、自分自身を客観的にとらえる練習にもなるでしょう。

さらに、カラオケで歌を思い切り歌うのも、心身にとてもよい影響を与えます。大きな声を遠慮なく出せる爽快感、声を出したりブレスをしたりすることによる有酸素運動効果、好きな音楽を聴くことによる高揚感などがその理由です。

電車やバスは格好のバーチャルトリップ空間

仕事をしているママなら、電車やバスでの通勤時間は貴重な“おひとり様”時間。
このときだけは、家のことも仕事のことも少し切り離してみましょう。

例えば、読書なら文字を目で追うことに寄って思考が本の世界に向くため、日常からは自然と心身を切り離すことができ、子育て思考になっている脳をいったんリセットすることが可能です。あるいは音楽を聴くのも同様の効果があるでしょう。とくに、いつも聴いているジャンルとは違うものを聴けば、脳にはよい刺激となることうけあいです。
昨今のヒーリングブームにより、自然の波の音やせせらぎの音などが入った音楽もたくさん出ています。目を閉じて南の楽園などに思いを馳せながら、心を自由に解放しましょう。

こうして「脳を日常枠の中から解放する」時間を持つ習慣を作ると、ひらめき力や切り替え力がアップするとも言われているので、忙しいママにはぴったりの息抜き法といえますね。

最後に。忘れないで!あなたは1人じゃないということを

子育てに追われるママたちが日常生活の中で取り入れやすい息抜き方法についてご紹介しましたが、忘れないでほしいのは、あなたは1人ではないということ。夫や親などの家族や親せき、そして自治体などの公共機関に頼るという選択肢をぜひ持ってください。悩んだり行き詰まったりしたとき、必ず寄りかかれる存在があるはずです。

そして、いつも一生懸命に頑張っているママだからこそ、自分自身を褒めてあげてください。好きな香りをかぐことや、お気に入りのティーカップでお茶を飲むことでもかまいません。「よくやってるね、私」と笑顔になれるひとときをぜひつくりましょう。

これからもあなたの人生がたくさんの輝きで彩られますように!

(文・なかたり)


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