子持ちで再婚することにより作られる「ステップファミリー」という家族の形。多くの困難が立ちはだかるのでは?という不安から、なかなか踏み切れない方も多いといいます。ステップファミリーの抱える悩みについて代表的例をご紹介します。

ステップファミリー、連れ子の抱える苦悩とは

英語では継母・継父のことをそれぞれ「ステップマザー」「ステップファーザー」と呼びます。この呼び方にならって作られた再婚後の家族を表す言葉が「ステップファミリー」です。

子連れで再婚した場合、新しい親を持つことになる子どもは、環境の変化や精神的な部分などで、さまざまな影響があるといわれています。
自分の子どもであれば、幼い頃からきちんと愛情を注いでいることがほとんどでしょう。これに対して、再婚して新しい家族となったステップマザー・ステップファーザーにとって、パートナーの連れ子に対し「自分の子ども」という感覚を持つには多少時間がかかるといわれています。

子どもは孤立感を深めてしまいがち

子どもは離婚した親から「捨てられた」、さらに「愛されていなかった」と感じていることが少なくありません。実の親は新しい生活を始めようとポジティブでいるけれども、新しい親との間に親密さや好きという気持ちを抱けないとなると、実の親から取り残されてしまったような、ひとりぼっちになったような気持ちになってしまうことも。

しかし、別居している親と会おうと思っても簡単に会えるわけではありません。また、「自分の家庭は普通ではない」という思いから、家庭での悩みを友人や近しい人に相談するのをためらってしまいがちです。
このような気持ちの動きから、お子さんがステップファミリーの中で孤立感を深めてしまう場合もあるといいます。

以上のような子どもの心の動きは、自分で好き・嫌いという意見を持ち、自分と他の子どもとの違いや、自分の家庭とよその家庭との違いを意識できるようになる5歳前後以降、年齢を経るに従って顕著になっていきます。

小さい子供のみのステップファミリーであれば、人見知りがあってもスキンシップをとったり遊んだりする中で絆が生み出しやすいですが、自我のしっかりしてくる年齢では難しいこともあります。
このような、とくに思春期に近い年齢の子どものいるステップファミリーの場合、あえて気になる点、心配している点について再婚前からしっかり気持ちを話し合うことも大切です。

不安を抱えるのは子どもだけではない

実は難しい気持ちを抱えるのはお子さんだけではありません。ステップファミリーで新しく親となるステップマザー・ステップファーザーも、自分がちゃんとした親になれるかどうかと心配になることは当然あります。
連れ子同士であれば、子どもたちの折り合いが悪かった場合、再婚相手のしつけなどに対し不満を持ってしまうこともあるといいます。

新しい関係性を作ることに、近道はありません。子どもを交えた家族みんなで、じっくりと時間をかけて話し合う機会を多く持ち、急がずに歩み寄っていくことが大切です。

子どもを中心に一緒に悩んで家族になろう

就職や転職でも新しい仲間を見いだすまでには時間がかかるもの。
まして家族という身近な関係では、お互いの距離感がとても大きく感じられてしまうものです。少しずつふれあいを重ねながら、新しい家族になっていけるといいですよね。

(文・竹原万葉)


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