親を悩ませる子供の習い事の始め時と辞め時。わが家は、子供が自らの希望で始めた習い事もあれば、親が半ば強引に勧めたものもありました。結果的に、中一の長女は、4つの習い事を経験。続くかどうかのポイントは2つだと感じています。

辞めた習い事は、子供が乗り気で始めたもの

長女は、新体操とチアダンス、遠泳、スイミングの習い事を経験し、今はチアダンスをやっています。このうち、新体操とスイミングは子供から習いたい!という希望を受けてのスタートでした。

新体操は、小学校に入学し、体育館で踊っている姿を目にして少年団(同好会)に参加。途中、1年ほどお休みをして、小学校の卒業まで続けました。
スイミングは、遠泳で楽しさを知り、冬も泳ぎたい、個人メドレーを泳げるようになりたいという希望でレッスンを受けに行くことに。ただ、一通り泳げるようになると、目標を持てずに義務感から通うようになり、親子で話し合い、一区切りとしました。

親が強引に勧めたスポーツが大好きに

親が半ば強引に勧めたのは、遠泳。小学校の名物行事であり、桜島をバックに隊列を組み、4.2キロを泳ぎます。参加できる年齢のときの長女は、顔を水につけるのがやっとの状態。親から見れば、良い経験になると思えますが、子供にとっては嫌で仕方がなかったと思います。
でも、フォロー体制は万全で、1週間もすると楽しくプールに通うようになりました。遠泳も小学6年生の卒業まで続け、終了。高校生からはコーチとしても参加可能なので、時間が許せば、そんな姿が見られるかもしれないと思っています。

チアダンスも嫌々だったと思います。親の希望としては、中学でも何か運動をしてほしいと伝えていました。でも、本人はやりたいものがなく……。年頃ということもあるのか、一人で新しい世界へ踏み込むことに躊躇している様子でした。
親の目から見ると、音楽がかかれば体が動く様子に、やはり踊ることが好きなんだと感じ、チアダンスの見学へ。結局、他にやりたいことがないという消極的な理由でチアダンスをスタートさせました。そして、今は、家でも自主練をするほど好きなことの一つに。暇さえあれば踊っています。

継続できるかどうかは、相性と環境

こうして振り返ってみると、習い事を始めたときの「乗り気」よりも、そのスポーツが合っているかどうかと、習い事の環境が続くかどうかに大きく影響しているように感じます。

泳ぐことも踊ることも、好きなのだと思います。その上で、長女の場合は、スイミングは運動不足の解消には良かったと思いますが、一緒に目標を持って頑張るという仲間ができなかったことがモチベーション低下の原因だったのでしょう。学校に水泳部があり、部活に入っていたらまた違ったのかもしれません。

チアダンスは、大会出場が目標のチームではなく、Jリーグの試合の応援がメイン。だから誰かと競うといった感じの目標はありませんが、試合のときに踊るのが楽しく、指導の目がいき届いていて、充実感があるようです。

辞めることをネガティブに考えすぎないで!

習い事を辞めるというのは、なんとなくネガティブな印象を持ちがちかもしれません。でも、始まりがあれば終わりがあります。長女の場合は、スイミングを辞めたからチアダンスとの出合いがありました。成長過程の子供ですから、子供の話をよく聞き、子供自身がよく考えた上での選択であれば、応援し、次へ進むきっかけにするといいかもしれませんね。

(文・奥地美涼)


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