夫も自分も仕事をしている共働き。でも夫の家事への取り組み姿勢に、不満を持っている方も多いのでは?理想を言えば、夫婦で助け合いながら分担したいですよね。家事を「する夫」「しない夫」の違いは何か、どうしたら変わるのかを考えてみましょう。

「夫婦の家事分担」は当たり前?

男女平等が叫ばれる現代では、「男は外で仕事、女は中で家事、という考えはもう古い」という認識が広まってきました。しかし、現実問題として、共働き夫婦にも関わらず夫が一切家事にタッチしたがらないケースもまだまだあるようですね。

理屈ではわかっていても、心のどこかに「家事は女性がやるもの」という擦り込みがあるのかもしれません。「私が残業続きで終電帰りが続いても、先に帰った夫はテレビを見ているだけで、洗濯物すら取り込んでいない!」と怒り心頭の女性もいらっしゃるのではないでしょうか。

夫婦はお互いをいたわり合い、協力しながら家庭を築いていくものであり、どちらかが一方的に相手の犠牲になるのは少しおかしな話ですよね。家事を「する夫」「しない夫」の違いはどこから生まれるのか、そしてどうしたら「しない夫」が「する夫」になるのかを考えてみましょう。

育った家庭環境が大きく影響する、家事への意識

夫が家事に協力的であるかどうかは、「育った家庭環境が大きく影響している」という見方があります。
例えば、急に雨が降ってきたとき、自分はソファに寝転んだまま「おーい、雨が降ってきたぞ、濯物取り込めよ」などと母親に指図する非協力型の父親もいれば、反対に、夕食後に母親が食器を洗う傍らで皿を拭く、協力型の父親もいます。これらの両親の姿を見て育つ子どもは、それが家族としての当たり前の光景として擦り込まれていることが多いからです。

あなたの夫の実家はどうでしょう。
食事の準備や後片付けを協力しておこなっているのか、あるいは母親ひとりが担っているのか。母親だけが家事をするのが当たり前という家庭環境であれば、まずその考えを改めさせることが、自発的な家事への第一歩となります。

「しない夫」を少しずつ「する夫」へと変える方法

夫婦として共に成長するために、あなた自身の働きかけで、彼を協力的な夫へと変えていきましょう。強引なやり方は喧嘩に発展しかねません。まずは小さな「達成感」を積み重ねて少しずつ意識を変えるのがポイントです。以下に、家事に対して消極的な夫の意識を変えるコツをご紹介します。

家事分担は「命令」ではなく「お願い」として伝える

これは、いわば「北風と太陽」作戦といえるでしょう。上から「やってよ!」と強く出られてしまっては、夫も「嫌だ!」と反発してしまうかもしれません。「出がけにゴミを出していってくれたらとても助かるんだけど、お願いしてもいい?」と気遣いを添えて頼んでみましょう。

家事が下手でも怒らない

まずは夫に、「家事をやりとげた」という達成感を芽生えさせるため、あなたの満足するような結果を出せなくても受け入れてあげます。「あーあ、食器洗いを頼んだら、台所の床が水でびしょびしょじゃない!」といった批判はタブーです。また、「コレをやってね」というよりも、「コレをまずはこうして、次にこうしておいてね」と具体的に伝えるのがコツです。

言葉と態度で感謝の言葉を必ず伝える

自分のしたことが誰かのためになり、喜んでもらえるという体験は、男女問わず嬉しいものですよね。夫が少しでも家事に協力してくれたら、とびきりの笑顔と感謝の言葉を必ず伝えてください。彼が何気なく行ったことに対しても、「洗面所の電球、交換しておいてくれたんだ。どうもありがとう!気が利くね!」と伝えて夫のやる気を引き出すことで、より自発的になることが期待できます。

少しいい加減なくらいでいい、“テキトー”家事分担

共稼ぎ夫婦というライフスタイルでは、仕事で忙しく、帰宅すれば疲れているというのはお互い様です。あなたに過剰な家事負担がかかるのもアンバランスであり、夫に協力を強要しすぎるのもトゲトゲしい雰囲気になってしまうかもしれません。
そこで、忘れないでいただきたいのは、「テキトーでいいや」という意識。ときには「今日はもうやめた!」とすべてを放り出して眠ってしまっても、かまわないということです。少しくらい洗濯物がたまろうが、ときにはテイクアウト弁当で夕食を済ませようが、甚大な被害が出るわけではないのですから。

時にいい加減に、肩の力を抜いてみましょう。そして夫婦間でコミュニケーションを十分にとりながら、家事スタイルを築いていけるといいですね。

(文・なかたり)


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