子どもの心の豊かさを培い、基礎学力の向上にも役立つといわれる絵本の読み聞かせ。年齢によって、絵本の読み聞かせでどのようなポイントを意識すればいいのでしょうか?『ままのわ』のママたちの声を参考にご紹介していきます。

子どもに絵本を読み聞かせる影響とは

子どもに本を読み聞かせるというのは、親との子の触れ合いにおすすめの方法です。
1日の中の少しの時間であっても、親子で目を合わせながら物語を読んだり、感想を言い合ったりすることで、子どもの心の豊かさや安定につながるといわれています。また語彙力やイメージする力を伸ばすことにも役立つため、教育的効果も高いと考えられているのです。

働いているママにとって、子どもに読み聞かせをする上で何より重要なのが、読み聞かせの時間の確保。幼稚園や保育園が終わった後の夕方から寝るまでは、最もめまぐるしい時間帯ですよね。読み聞かせをするなら時間のやりくりに工夫が必要です。

読み聞かせの時間を確保する

「ままのわ」には、働いているママからこんな声が寄せられています。

寝る前の絵本ですね。夜の支度が遅くなるとその時間が取れなくなるので、「絵本の時間を確保する!」を目標に毎日夜のタスクを時間通り進める努力をしています。

 

こちらのママのように、1日のスケジュールに絵本の読み聞かせの時間を設けることを目標にするのもいいですね。もちろんご家庭によって状況は違いますが、寝る前に親子の時間を確保できると、安心して眠りに向かうことができそうです。

読み聞かせの時間帯に合わせて本を選ぶ

働いているママが無理なく絵本の読み聞かせをするためには、読む時間帯に合わせて本を選ぶことも意識してみましょう。

例えば、寝る前の時間に「続き」になってしまうような長いお話は集中しづらいのではないでしょうか。逆に、短いお話でも、色使いが鮮やかすぎたり、とても怖い内容だったりすると、子どもが寝入りにくくなってしまうことが考えられます。

日々の小さな負担も積み重なってしまうと、続けるのが億劫になってしまうもの。生活リズムが乱れるようでは、ママも子どもも負担になってしまいますよね。子どもの性格も考慮しながら、「寝る前なら落ち着いた安心できる絵とエンディング」といった絵本を読むようにするなど、時間帯に合わせた本を選ぶことがおすすめです。

年齢別の絵本のおすすめは?

本屋には親世代も読んだことのある長年読み継がれた名作から、出版されたばかりの新作まで、さまざまな絵本があふれています。発達の観点から、子どもの年齢別に絵本を選ぶポイントを考えてみましょう。

2歳くらいまでの絵本選びのポイント

2歳くらいまでの子どもは、物に触れて形や触り心地などを感じて違いを記憶していく時期です。また、物の名前をどんどん吸収していく時期でもあります。

布で動物の毛を表現したり鏡がついていたりと、感覚を刺激してくれるような絵本や、丸・三角・四角などの形や身近な野菜・果物・乗り物の描かれた絵本がおすすめです。

まだ一つのことに長く集中することは難しいので、ページ数が少ないほうが良いでしょう。

2~3歳の絵本選びのポイント

2~3歳になるとおしゃべりが上手になってきますよね。物の名前を当てるだけでなく、「ある人が何をしようとしているか」を推測できるようになってくる時期です。

読み聞かせで「何をしているんだろうね?」などと問いかけることができるように、物語性のある短めのお話を選ぶとよいでしょう。

4~6歳の絵本選びのポイント

4歳くらいになると、相手の気持ちや行動をこれまでよりもよく理解し、より豊富な語彙で表現できるようになってきます。読み聞かせでも、自分だったらどうするか、どんなふうに思うかを問いかけられるように、ストーリー性のある内容を選ぶとよいでしょう。

時間を決めて、発達に合った本を読み聞かせる

絵本の読み聞かせのポイントは、習慣として定着するように時間を確保し、一日のスケジュールの負担にならない内容の絵本を、その子の年齢に合わせて選ぶことです。
絵本の読み聞かせの醍醐味は、親子で同じ時間を共有し、絵本を読み進めるなかで感情の変化を共感し合うこと。ぜひママだけでなくほかの家族との間でも楽しんでいきたいですね。

いずれ成長して小学校に入学すると宿題の時間を確保する必要が出てきます。規則正しい生活を身につけながら宿題を決まった時間内に済ませるためにも、「集中して本を読む」ための時間を確保したいですね。

(文・竹原万葉)


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