朝食には欠かせない食パンの美味しい焼き方をご存知ですか?最近では、美味しく焼くためのトースターも販売されていますが、今使っているトースターでより美味しく焼けたら嬉しいですよね。簡単で焼き上がりがワンランク上がる焼き方をご紹介します!

水分がポイント

食パンに限らず、買ってきたパンを家で温め直すと、パサパサして味が格段に下がった経験をした方は多いのではないでしょうか?パサパサしてしまう原因は、パンに含まれる水分が焼き直すことによって飛んでしまったからです。

つまり、美味しく焼くコツはいかに水分を逃がさないように焼くかという部分にあります。今回は、家にあるトースターで、香ばしくかつ水分のぬけてないフワフワした食感の食パンになる焼き上がりになる方法をご紹介します。

美味しい食パンの焼き方

水分を保つためのポイントは2つあります。

  1. 出来るだけ水分を逃がさない
  2. 逃げる水分を補う


この2点に注目した焼き方をご紹介します。

出来るだけ短時間で

1のポイント(出来るだけ水分を逃がさない)を踏まえた焼き方です。
焼いているうちに水分が飛んでしまうので、出来るだけ焼く時間を短くし、水分が飛ぶ時間を短くするのです。方法はとても簡単。「トースターを予熱しておく」だけです。
トースター内が低い温度だと、焼き色は付きませんが、水分だけはどんどん抜けてしまいます。高温でサッと焼くために、あらかじめトースター内を高温にしておくということがポイントです。

水を含ませる

2のポイント(逃げる水分を補う)をおさえた方法です。
水分が飛んでしまうのは避けられないので、減少する水分をあらかじめ補う方法です。霧吹きで食パン全体に水を吹きかける方法や、水に軽く浸す方法などがあります。補う水分量で焼き上がりに差が出ますので、お好みの水の量を見つけてみてくださいね。

水分量の比較

実際に数値を比較するとどのような差が出るのか、実験してみました。今回は6枚切りの食パンと860Wのトースターを使用しています。

1.一般的な焼き方

予熱なしのトースターに、食パンをそのまま入れて焼いています。重さにすると5gの減少、約8%の水分が失われました。

焼き時間:2分10秒
トースト前の重さ:62g
トースト後の重さ:57g(-5g)

2.トースターを予熱する

トースターを30秒予熱してから、食パンをそのまま入れて焼いています。重さにすると3gの減少、約5%の水分が失われました。1の焼き方よりも少しふわっとした食感になったと感じました。

焼き時間:1分30秒
トースト前の重さ:61g
トースト後の重さ: 58g(-3g)

ちなみに、同じ条件で2分10秒焼くと、焦げっぽくなり、重さも10%減少しました。

3.霧吹きで水をかける

食パンに霧吹きで水をかけ、予熱なしのトースターで焼きました。

霧吹きする前の重さ:65g
霧吹きした後の重さ:70g(+5g)

5gの水(食パンの重さの7%にあたる水)を吹きかけたことになります。私が使った霧吹きで、裏表それぞれに4回ずつ吹きかけました。

トースト後(2分10秒)の重さ:65g(±0g)
トースト後(追加30秒)の重さ:62g(-3g)

1と同じ時間トーストすると、水があまりかかっていないであろう部分に焼き目が付き、さらに30秒追加して焼くと全体的に焼き目が付きました。本当は食パンの中央部分にも焼き目を付けたかったのですが、端っこ部分が焦げそうだったので、これ以上焼くのを止めました。最終的に最初から3gの減少、割合だと4%の減少でした。今回実験した中で、一番ふわっとしていて美味しかったです。

4.両面を水に漬ける

食パンの両面を軽く水に漬け、予熱なしのトースターで焼きました。お皿に水を張って、パンを軽く漬けています。

水に漬ける前の重さ:57g
水に漬けた後の重さ:81g(+14g)

14gの水(食パンの重さの24%にあたる水)を吸ったことになります。

トースト後(2分10秒)の重さ:72g
トースト後(追加1分30秒)の重さ:68g

1と同じ時間トーストしても、ほとんど焼き目は付きませんでした。持ってみると柔らかくて、頼りない感じです。さらに1分30秒追加して焼くと、薄っすらと焼き目がつきました。表面を触るとカリっとしていたので、ここでトーストを終了。重さは最初より11g重いという結果になりました。食感は、少しべちゃっとしていて、フレンチトーストのような柔らかさです。もう少し焼いてもよかったと思いますが、基本的に朝食として食べる食パンにあまり時間をかけたくないので、我が家には向いていない方法だと感じました。

今回の実験では、

  • 一番簡単:予熱する
  • 一番美味しい:霧吹きで水をふきかける

という結果になりました。2つのやり方を組み合わせてもいいと思います。霧吹きで水を吹きかける際は、全体に吹きかけないと、水がかかっていない部分が焦げやすくなってしまいますので、注意してくださいね。

おうちでふっくらトーストを楽しんで

我が家では以上のような結果になりましたが、ご家庭での好みや、トースターや食パンの種類によって、何が美味しいかは異なってくると思います。わざわざ高いトースターを買わなくても、おうちで美味しいトーストが焼けるなら節約にもなりますよね。ぜひ、いろいろ試して美味しい食パンの焼き方を見つけてみてください。

(写真と文・Mio)


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