「集団行動が苦手」発達障害の子ども(4歳~)行動の理由と対処法

なぜみんなで同じ行動をとるのかが理解できない



  • 出典:株式会社法研「子どもの発達障害 家族応援ブック」
  • 著者:高貝 就 浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター特任准教授

 保育園や幼稚園で保育士さんや先生の指示にしたがって、ほかの園児と一緒に列をつくって歩いたり、歌ったり、遊んだりすることが苦手です。いわゆる、集団行動がうまくとれない状態です。突然、教室から出ていってしまったり、走り出したりするため、周囲の人から、身勝手なことをする子どもと受けとられたりします。衝動的な行動への安全面の注意も必要です。

Why ?

*指示の意味がわからなかったり、その必要性がわからないので、指示を無視してしまいます。

 目の前の遊びに集中していて、先生の指示が耳に入らないこともあります。また先生の指示が理解できないため、どうしたらいいかわからないことが原因の場合もあります。子どもにとっては、ほかの子どもと同じ行動をとる必要性が理解できていないだけで、自分勝手な行動をしているつもりはありません。

こう対処

*子どものそばで具体的な声かけをすると内容が本人に伝わりやすくなります。

 広汎性発達障害の子どもには大声で何度も呼びかけるよりも、その子のそばに行き、くり返しそっと声をかけるといいでしょう。また、「買い物に行くよ」などの抽象的な言い方ではなく、「○○ちゃんと一緒に買い物に出かけたいから靴下を履いて玄関に来てね」などと、具体的に何をすればいいかわかる言い方を心がけましょう。自分に今、何が求められているかが、わかりやすくなります。幼稚園や保育園とも集団行動が苦手なことを話し合い、普通の声かけでは従えないようなら、具体的な指示を心がけてもらうよう相談しておくといいでしょう。集団行動が苦手というあらわれは小学校入学後に問題が目立つようになりますので、小学校低学年の項目でまた触れます。


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