ドルチ

もはや激励は要らない

あらゆる検査結果や撮影された画像を並べ、担当医と現状を確かめた。夫も同席する事になった。

現在、とても厳しい病状にある。
意外なスピードで飛び火が広がっていた。
子宮、卵巣、肺の一部に転移あり。
右脳の前半分も「怪しいもの」としてマークされた。

子宮に至っては、全摘を進言されてしまった。
再びの妊娠や、これからの出産は望めないものとなった。

「命に関わる事なの。妊活なんて悠長な事、言っていられない状態なのよ」
「それに、身体が若くて進行が速いのかも知れないね」
担当医はそんな事を言っていたような気がする。
たかだか31年生きたくらいでに完成した大人」とまでは思わない。
しかし、全く「若い」つもりなんてなかったので、面喰らわずにはいられなかった。

手術、抗がん剤、放射線、貯金がもつ限り、出来る事は全部やってみたい。

民間療法には頼らない。
スティーブ・ジョブズはそうやって闘病に敗れていった。
今ならわかる。藁にもすがりたくなる思いが。
すごくわかる。笑いが薬になると言われても、簡単には笑えなくなっていく事が。

しかしこの多発癌、本当に克服できるのかなあ。
どこかで見切りをつけて緩和ケアを受けたほうがいいのかも知れないよなあ…
そんな冷めた考えが、時々回ってきたりする。

筋力では解決できない事が、あまりにも多過ぎる。
世の中本当に、わからない事ばかりだ。

2018-02-22 19:41:17