とまぴ
とまぴ 1人 フルタイム

人間性をまざまざと考える出来事。

知りあいの体験談です。

身内が 末期癌。余命いくばくもない状態。一般の病院から療養型の病院に看取り目的で転院した。

そして、わずか1週間弱で臨終を迎えた。既に告知済みだったし、覚悟は出来ていた。むしろ、このような状態でも入院させてくれた事、本当に心より感謝していた。

一段落して、お世話になった病棟にご挨拶に行った。主治医や師長にも一言だけご挨拶をしたいと要望があった。

病棟スタッフが、師長や主治医の所に行き、その旨を伝えた所

「今、回診中だよ。あと、1時間位待ってて」との返事。

きっと、何も知らない方なら、忙しい時に来て申し訳ないと思うのかもしれない。

だけど、これはどんな病院かによって大変な回診や状況と、そうでない場合がある。

大学病院の回診じゃあるまいし。
手術や検査前の説明とか、他の患者様に何か注射や治療を施しているわけでもないし。病気の説明をしているわけでもない。

つまり、大して忙しくもないのに、遺族の最後のご挨拶に、ほんの数十秒の時間も作る気はない。作るほどの心も情もないという人物である事が、よくわかった。との事。

遺族も忙しいのは百も承知している。だけど、いつ?どんな時間にご挨拶に行ったらいいのかなんて、わかるはずない。

また、遺族だって暇ではないだろう。暇だから挨拶に来たわけでもなければ、クレームをつけに来たわけでもない。

ただ、ただ、心からの感謝の意を伝えに来た。それだけなのに。

実際に忙しいなら、致し方ない。
だけど、言い方ってもんがある。

「御丁寧にありがとうございます。
お会い出来なくて申し訳ありません
こちらこそ、短い間でしたが、携わらせて頂いて本当にありがとうございました。
御冥福をお祈り致します」

くらい、言えないのか?と思った。


その遺族の持って来た高級そうなお菓子を食べている姿を見て、
お前に食わせる菓子はねえ!!と思ったとの事。

何か、人の本性や人間性をまざまざと見せつけられたような、こういう時に人間性が出る!と思わせられるような、そんな体験談でした。

2018-07-18 23:26:00